[2000/12/10]
ITという言葉がある。SEは将棋エンジニアで、ITは囲碁テクノロジーなんて、
あまり面白くないギャグを飛ばしているお父さん方には頭の痛い言葉かも
しれない。
なにしろ、今年の流行語大賞のひとつだからな、「IT革命」。
革命には苦しみが伴うという象徴的な出来事があった。
アメリカ大統領選挙である。ご存知の通り、いまだに票が多いの少ないの、
数えてないのなんのと、おおもめである。そして、手作業で集計せよ、ときたもんだ。
機械もなめられたものである。
IT=インターネット という公式がまかりとおっている。
InterneTの略とでもいうのだろうか。そうだよ、”それ””それ”なんて。
IT化、おめでとう!である。
ではITとは何か。Information Technology、日本語に超訳すると、
「情報の共有」「情報伝達のスピードアップ」
ということである。その結果がPOSシステムであったり、携帯電話であったり、
オンライン化であったり、そしてインターネットであったりするわけだ。
決して、InterneT ではない。
でも、IT。
そんな宇宙人の名前みたいなITに、私は逢いたい。