[2000/09/23]
世の中、「占い」である。
ここでの占いとは、「予言」・「心理テスト」・「風水」・「おみくじ」・「性格判断」なども含む。
朝起きると、テレビで占いをやっている。星座占いである。通常、健康運、仕事運、恋愛運、金運
などを要素とし、一番ラッキーな星座がどれだとかいう。不思議なもので、毎日欠かさず見ている。
ひどいときは、6:00 前と 7:00 前 の2回見ることさえある。もちろん同じ局で。
結果は、「あたることもある」というのが正確だ。
よくよく考えなくても分かるが、その結果には何の根拠もない。機械的に(いや、一説には神秘的に)
生まれた日が12で区切られたある範囲に属しているというだけの話で、今日最高の星座は明日の
最高になりえない。これは確率からいっても、すごいことだ。12面のサイは、同じ目が2度続けて出る
ことはないのである。
はっきり言って、「占い」というのは話の「ネタ」だ。いや、「ネタ」にすぎない。
よくあるのが血液型占い。A型は優柔不断だ、几帳面だとか、いうあれ。
よくあたる(と錯覚する)、ものほど「ネタ」度が大きい。
世の中、「占い」だといったが、正しくは、世の中、「ネタ」なのだ。地獄の沙汰も「ネタ」次第、
かどうかは分からないが、「ネタ」は重要である。
ある同僚は、「ネタ」のために自らの体や財産を犠牲にしているぐらいだ。
「ネタ」はもう、そこまできているのである。ネタが身をたすく。これはもう疑いのない事実だ。
というわけで、今日もネタを仕入れに・・・運勢は?
旅に出ると吉。って、行けるかっ!